ダートグレード競走
ダートグレード競走(だーとぐれーどきょうそう)とは、ダート競走の活性化を図って1996年に日本中央競馬会 (JRA)、地方競馬全国協会 (NAR)、全国公営競馬主催者協議会(全主協)の3者によって発足された「ダートグレード競走格付け委員会」によって地方競馬や中央競馬のダート交流重賞競走に、グレード制 GI〜GIIIの格付けを行ったものである。
1995年の開放元年(競馬#中央競馬と地方競馬の交流 中央競馬と地方競馬の交流を参照)を受けて、中央競馬、地方競馬問わず、全国各地で中央地方指定交流競走が設けられ、多くの競走の中で、どの競走が重要視されるのかを格付けする必要が生じた。そこで1996年にJRA,NAR,全主協の3者によって「ダートグレード競走格付け委員会」を発足。1997年4月の競走よりダートグレードによる格付けが行われるようになった。
ダートグレード競走最優秀馬
ダートグレード競走最優秀馬(だーとぐれーどきょうそうさいゆうしゅうば)は、ダート競走格付け委員会により選出される競馬の競走馬の表彰制度。1997年より選出されている。表彰式はNARグランプリの式典で、地方競馬の最優秀者(競走馬)の表彰と一緒に行われる。
1997年度にダートグレード競走が始まった当時、競馬の表彰の主要なものにはJRA賞・NARグランプリの2つがあったが、それらは表彰対象がそれぞれの団体に属する競走馬に限られていたため、中央競馬・地方競馬に関わらず全国規模でダートグレード競走における優秀馬を表彰するために制定された。
基本的に最優秀馬のみ選定されるが、1997年のみホクトベガが特別賞に選出された。